スペイン語

最近はスペイン語の勉強がとても楽しい。

 

英語も相変わらず楽しいのだが、ある程度のレベルになると進歩が目に見えづらく、アメリカのスポーツニュースや音楽番組だったり、洋書を読んだりすることで少しでも上達を図ろうとしているのだけど、道のりの長さったらない。

そしてやはり幼少期を主に母語の日本語の環境のなかで過ごしたため、言語獲得の臨界期はとうに過ぎたのもあり、ネイティブレベルを目標としているわけでもない。

やはり言語と文化は密接に関わっているので、どうしてもストンとこない表現も多いのは致し方ないのだ。

 

さて、スペイン語の勉強について。

始めたのはおそらく2,3年ほどまえからになる。

きっかけは、息子に「中国語とスペイン語を習いたいから先生をさがしてくれ」と頼まれたことだ。

幸いにも中国語の先生は、クラスメイトの台湾の子の保護者が引き受けてくれ無事習い始めることができたのだが、問題がスペイン語の先生だった。

 

スペイン語母語とする生徒が学校に少なく、頼めそうな知り合いがいない。

学校でスペイン語クラスを持っている先生も、忙しくてプライベートレッスンまで手が回らない。(学校の授業は中高生じゃないと語学の選択ができず、息子は当時小学生だった)

 

仕方なく思いついたのは、NHKスペイン語講座

ラジオは視聴できないので(あとから方法があったと知るが)、テレビの講座を4月から毎週見ることにした。

なんせ何の基礎もない初心者だったので文法的な解説や単語力をつけることを期待していたのだが、中国語や英語などの講座とは違い、『旅するスペイン語』という番組名でスペインのいろいろな地方を旅しながらスペイン語を使ってみるというスタイルだった。

もはやスペイン語を使いながら旅をする、という旅メインのような番組だった。

旅番組としてはとても面白かったし、それぞれの地方の観光地なども興味深かったのだけど、語学の学習として活用するのはちょっと難しい。

 

それでも他に方法がないため、こどもが学校に行っている間に先に視聴し、ポイントをノートにまとめ、こどもはそれを見ながらテレビの講座で勉強をした。

とりあえず最初の1年間は私はノートを取り続け、息子は欠かさずノート片手に視聴した。

 

自分でも1年間よくやったと思う。

ありきたりだが、あのときの私を褒めてやりたい。

 

その後運良く、私の大学時代の先輩が息子のスペイン語の先生を引き受けてくれ今に至る。

私も、そのころにはスペイン語や文化に対する興味も大きくなってきていたので自分の先生もなんとか見つけたが、その先生方の引っ越しや出産などでなかなか継続して学習することは難しかった。

 

今ようやくスペイン語のオンラインレッスンの会社を通していい先生を見つけることができ、定期的にレッスンを受けている。

このご時世、オンラインが最強だ。ありがたい。

自分でひっそり勉強してきたとはいえ、先生のレッスンのおかげでさらにスペイン語学習が楽しくなってきた。

 

しばらくはやればやるほど上達するだろうし、その楽しさを存分に味わおうと思う。